私の実家じまい

山も田んぼもある田舎の物件は売れるのか?そんな実家じまいに取り組んだ1年間の記録

1月26日 実家が未登記物件?

今日は農業委員会の開催日だった。

役場からは自宅待機の要請がなかったので、いつもどおりウォーキングに出かけることにした。

1時間くらい歩いた頃、スマホに着信が入った。

役場からかと思ったが、画面を見ると、不動産屋からだった。

「はい、○○です」

「おはようございます。○○不動産の○○です」

「おはようございます。お世話になります」

「契約の日が近づいてきたので、その準備をしようと思って調べていたのですが、実家の建物の登記が見つからないのです」

「えっ!そんなことはありませんよ。登記はされていますから」

「1360-4の地番で探したのですが、該当なしでした。地番を変えてやってみたのですが、なかったです」

なんで、今日のこのタイミングでこんなことを聞いてくるのか?

「あいにくといま外に出ていて、手元に資料がないので、正確には答えられないのですが、登記はされています」

「未登記物件じゃないですか?」

ちょっとカチンときた。

顧客の物件を軽々しく未登記物件と言うのは、失礼だろう。

そういえば、以前にも一度、不動産屋のことで役場の担当者から電話がかかってきたことがあった。実家の建物の地番と宅地の地番が違うと言って役場で大騒ぎしたらしい。建物の地番と宅地の地番が違うのはごく普通にありうるということを、不動産屋はわかっていなかった。

「自宅に戻って確認して電話します」

怒りを抑え、できるだけ冷静にそういって電話を切った。

 

自宅に戻ると、登記情報提供サービスで入手した建物登記の情報を確認し、そこに記されている不動産番号を不動産屋に送った。

不動産屋から返事が来た。

「建物の所在地が端番なしだったので、PCがヒットしなかったようです」

 

建物の地番は以前から連絡してあるはず。それを信用せず自分の思い込みで騒ぎを起こす。役場で大騒ぎしたのと同じ構造だった。

それに「端番」ではなく「枝番」ではないのか?

未登記物件と言ったことへの謝罪は最後までなかった。