私の実家じまい

山も田んぼもある田舎の物件は売れるのか?そんな実家じまいに取り組んだ1年間の記録

2月10日 媒介手数料の支払日

今度は媒介契約の変更契約書をみて「アレッ」と思った。

媒介手数料を売買契約締結日に100%支払うことになっていたからだ。

売買代金が2回以上に分けて支払われる場合、媒介手数料を売買契約締結日に全額支払ってしまうと、残金が間違いなく支払われることについて、不動産屋は責任を負わないことになるのではないか?

ネットで調べてみると、媒介手数料の支払いは、売買契約締結日に50%、売買代金支払い完了日に残りの50%を支払うとなっている。

当初契約でもそうなっていたはずだが、気づいていなかった。

変更を申し入れるべきか、悩んだ。

残金の支払いに問題が生じた場合、不動産屋が責任を持たないとすれば、売り主である自分が買い主に督促をすることになる。そんなことができるだろうか?

しかし、その不安は杞憂だった。売買契約書の内容を読んでいくと、売買代金は売買契約締結日に100%支払うことになっていたからだ。

一般的に、売買代金の支払いは、契約締結日に手付として代金の一部を支払い、残金を後日契約で定めた日に支払うことになっている。

ところが、今回の売買契約では、手付けの支払いも中間払いもなく、一括して全額を契約締結日に支払ってもらうことになっている。売買代金が安いからというのがその理由だった。買い手側もそれで了解しているという。

つまり、売買契約を締結するその日に、代金の全額支払いと引渡し、移転登記申請が行われるということになる。

そうであれば、媒介手数料を売買契約締結日に全額支払うことは何ら問題ない。

不動産屋は、そのことを始めから見越していて、買い手さんもそれを承知していて、知らないのは自分だけだったのだ。