私の実家じまい

山も田んぼもある田舎の物件は売れるのか?そんな実家じまいに取り組んだ1年間の記録

4月8日 空き家バンクの仕組み

空き家バンクのことは、かなり以前から知っていた。毎年5月になると、地元の町役場から実家の固定資産税の納入告知書が送られてくるが、その封筒の中に、空き家バンクのリーフレットが同封されていたからだ。

実家の固定資産税の支払いは、10年位前から私が払ってきた。それ以前は、母親に任せっきりだったが、あるとき「実家の名義は私なのだから税金も私が払え」と言ってきて、それ以来自分が払うことになった。

空き家バンクのリーフレットには、空き家バンクに登録すると、家屋を改修するにあたって町の補助金が受けられることや、家財の処分にも助成があることなどが書かれていた。

もっと詳しく知ろうと、役場に来たついでに、空き家バンクの担当課を紹介してもらった。幸いにも担当者が在席していて、対応してもらえた。

担当者は、「今年度から制度が少し変更になるんですよ」といいながら、新しいリーフレットを持ってきて、説明をしてくれた。

仕組みとしては、空き家バンクに登録→町のホームページに掲載→希望者から役場に問い合わせ→役場から紹介を受ける→当事者間で交渉、という流れだった。

当事者の交渉には町は一切かかわらないと強調していた。ほかに、家屋の改修や家財の処分には助成金が出る。その額が今年度から少しだけ増額になるということだった。

私と妻は、「実家を売りに出したい。条件によっては、賃貸でもいい」というと、担当者は、「ぜひ!」と、空き家バンクへの登録を強く勧めてきた。