2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
改葬先の場所は、3か所があった。実家のある地元、自宅のある横浜、そして姉や親せきのいる広島市内の3か所。 地元には、実家の菩提寺があったが、永代供養をやっていないということが分かったので、候補から外れた。自分たちが年をとってお墓の管理ができ…
ネットでお墓をいろいろ調べていたら、選ぶ際のポイントをまとめたページがあった。 全部で10ポイントあった。 ①立地 通いやすさ ②墓石の種類 和式か、洋式か、デザイン墓か。 ③価格 墓地の面積、墓石に使う石材の量、立地条件に左右される。 石材の量は、和…
横浜に戻るため実家から広島駅に向かう途中、ある霊園にぶらり立ち寄ってみた。 そこは、広島駅からさほど遠くない場所にあり、実家への行き来の途中に立ち寄るのに好都合で、改葬先として最有力候補だった。 行ってみると、あいにくとその霊園の定休日だっ…
帰省2日目は役場に行って、母の死亡に伴う手続きを済ませることにした。 死亡届出は次姉が提出してくれていた。 役場の住民生活課の窓口に行った。担当者が出てきて、「〇〇さんのお母さんの死亡手続きですよね?お姉さんから聞いとります」と言って、1枚の…
帰省初日の夜は、コンビニで買ってきた弁当とビールで一人寂しく夕食をとっていたが、お墓の改葬先をどこにするかで妻ともめてしまった。 葬儀のとき親族の前で、「お墓を広島市内に移すことを考えている」と自分の考えを打ち明けた。そのときは特段に反対も…
実家への帰省は自分一人だけだった。 新幹線の車内で墓じまいについて妻とLINEで情報交換をした。妻がネットで墓じまい専門店を調べ、電話もかけて情報をいろいろと集めてくれていた。 実家に着いてみると、1週間前に降った雪もだいぶん融けて、覚悟していた…
初七日法要が終わると、住職に母の遺骨を預かってもらうことにした。 事情を説明すると、住職は「いいですよ」と快く引き受けてくれた。ところが、住職が帰った後に骨壺箱が置きっぱなしになっていて、慌てて住職の後を追っかけるハプニングがあった。 こう…
葬儀はあっという間だった。 亡くなったのが真夜中だったこともあり、その日の夕方に通夜、翌日は告別式、初七日法要を行うと、2日目の午後2時過ぎには終わっていた。 葬儀場はJAが運営するホールだった。以前は故人の自宅で行われていたが、過疎化と高齢化…
それは1本の電話から始まった。 2021年2月16日。定年再雇用で勤めていた会社を辞めて2か月余りが過ぎていた。 実家をどうするのか、まだはっきりとした方針は決まっていなかった。飲み仲間には「春になったら実家に戻って実家の管理をし、冬の寒くなる前に横…