私の実家じまい

山も田んぼもある田舎の物件は売れるのか?そんな実家じまいに取り組んだ1年間の記録

3月11日 転籍届出の提出

地元の役場に出向いて転籍届出を提出した。

役場の窓口で

「転籍届出を出しにきました」

というと

「それではこれに書いてください。それと戸籍謄本を1通つけてください」

「戸籍謄本がいるんですか?」

「はい」

理由の説明がないので、納得がいかないまま届出書へ記入する。

戸籍の住所、筆頭者の名前、配偶者の名前、転籍先の住所、現住所、最後に届出者の署名、そして押印。

全部記入して提出する。

「これでいいですか?」

「名前のところ、姓はいらないので、消してください。ふりがなも」

「はい」

「押印は筆頭者と配偶者とで別々の印を押してください。書き直しですね」

「はい」

書き直して再び

「これでいいですか?」

「はい」

「印は実印を持っているので、それと認印とを別々に押すことにします」

「ええっと、押印は任意ということになったので、押しても押さなくてもいいです」

最初からそう言ってくれと思いながら

「はい」

転籍届出に戸籍謄本が必要な理由は最後までわからずじまいだった。たぶん転籍先の市町村に送付するのだろう。出ていく者には費用を負担してもらうという考え方なのだろう。

 

届出が終わると、空き家バンクと農地譲渡の担当者のところに行ってお世話になったお礼を言った。

「いろいろとお世話になりました」

「よかったですね」

「本当にありがとうございました」

最後に税務課にも立ち寄った。家屋敷税の課税の基準日があいまいだったので、念のため今年度の課税が行われないようお願いした。

すべてが終わると、役場を後にし、実家に向かった。