朝になってもまだ雨は降り続いていた。
そこに水道屋さんから電話が入った。
水道屋さんには、浴室の給湯栓の具合をみてもらうことにしていた。それがこの日だった。
「あのねぇ、今御宅の家に来とるんじゃが、屋根から雨水が漏れとるよ」
「ええっ〜!?」
突然の話で状況が飲み込めない。
「風呂場と納屋の間の屋根から雨が漏れとるんよ」
「えっ?どこですか?」
「お風呂場の前に洗濯機が置いてあるじゃろ。その真上あたりよ」
「ええっ~!」
なんでそんなところから雨漏りするのか理解できない。
「給湯栓の修理に来たんじゃが、屋根の雨漏りを直すのが先だね」
「今、車で帰省しているところです。あと2~3時間で着くと思います。着いたら電話します」
実家に着くと、雨は上がっていた。
水道屋さんが言ったとおり、風呂場と納屋をつないでいるところの屋根に大きな穴が開いていた。そこから雨水が流れた跡が残っていた。
水道屋さんに電話を入れ、修理してくれる瓦屋さんを紹介してもらった。
そこに電話してみた。
幸い、翌日、来てくれることになった。