私の実家じまい

山も田んぼもある田舎の物件は売れるのか?そんな実家じまいに取り組んだ1年間の記録

8月9日 温低直撃

台風から変わった温帯低気圧が実家を襲った。

前々日から台風が直撃することが予想されていた。

しかし、上陸すれば、通常、勢力が弱まるので、実家にとどまって台風の通過を待ち、それから横浜に戻ることにした。

台風は予報どおり前日の夜半には通過した。それにもかかわらず、風は強まるばかり。テレビは、台風から変わった温帯低気圧が異常発達していると伝えていた。

朝になっても風は強まるばかりだった。

風速30m超はあっただろうか。庭に面した縁側のガラス戸が強風でたわむ。いまにも割れそうだった。ガラスを手で押さえる。無駄とわかっていても、そうせずにはいられない。割れたらケガをするかもしれない。孫たちをガラス戸から遠ざける。

ガラス戸のレールから雨がしみこみ、濡れ縁状態になる。雑巾で格闘すること1時間。

 

昼前、やっと風が弱まってきた。雨も小降りになってきたので、実家を出発することにした。夕方の新幹線を予約していた。

戸締りをしていると、納屋のガラス窓の1枚が強風で吹き飛んでいるのを発見した。ガラスは粉々に飛び散っていた。そのまま放置して家を出るわけにはいかない。大急ぎで片付ける。割れた窓をどうするか。納屋の中にあった塩ビの波トタンをもってきて釘で打ち付ける。応急措置だ。見栄えは悪いが、気にしていられない。終わると急いで実家を後にした。