横浜の自宅にいる妻とLINE中、不用品の処分を巡って口論になった。
妻は、食器棚とタンスは基本的に全部処分したいと言ってきた。台所にある食器棚は、昔、クモが中に巣を張って、食器を全部出して洗ったことが何度かあって、気持ち的にもうそんなことをしたくないという。結婚して以来40数年の葛藤の歴史、胃が痛くなる歴史だという。それにもかかわらず、姉たちの気持ちに気兼ねして、処分を先延ばししようとする私にいら立ちを隠さなかった。
姉たちの気持ちに気兼ねするつもりはなかったが、そう受け取られてしまったのなら仕方ない。謝るしかなかった。
そこで、食器棚、ソファー、置き場がなくて玄関に置いていたスチール製の本棚など、とりあえず第一弾として処分することにした。
翌日、空き家バンクのリーフレットに載っていた産廃処分業者に電話を入れた。
ここでも先約の工事が入っていて、すぐに回収に来てもらうことはできなかった。次回実家に戻ってくるタイミングで回収に来てもらうことにした。不用品の内訳を伝えると、2トンのアームロール車1台で十分だろうということになった。見積もりは4万4000円だった。