私の実家じまい

山も田んぼもある田舎の物件は売れるのか?そんな実家じまいに取り組んだ1年間の記録

6月20日 お墓の文字

今日は、午前中は屋根瓦の修理と不動産屋の下見、午後は草刈りと忙しい一日だった。

その間に妻から「胃が痛くなる歴史」のLINEが入って、夕方、不用品処分の件と併せて謝りのLINEを返して、何とか大事に至らないですんだ。

 

残る問題は墓に刻む文字をどうするかだった。

「やすらかに」か「安らかに」か。

妻は「やすらかに」だった。姉たちは「安らかに」がいいと言っていた。私は双方の間に挟まれて決められずにいた。

竿石の加工はすでに終わっており、それを変更するのは金額的にも日程的にも難しい。

 

「やすらかに」か「安らかに」か。

ビールを飲みながら一人夕食をとっているときだった。突然頭の中にひらめくものがあった。

「やすらかに」でも「安らかに」でもなく、漢字二文字で「安心」。それまでたくさんの墓をみてきたが、一度も目にしたことのない言葉だった。

これなら縦書きでいける。意味もさほど変わらない。そこに眠る人、拝む人双方の気持ちや思いが表れて、なかなかいい言葉だと思った。

早速LINEで送った。妻はいいと言ってくれた。

翌朝姉たちにもLINEで送った。反対はなかった。