私の実家じまい

山も田んぼもある田舎の物件は売れるのか?そんな実家じまいに取り組んだ1年間の記録

3月15日 お墓の解体撤去

改葬場所の選定と並行して、お墓の解体撤去をやってくれる業者を探す必要があった。

実家のお墓は非常に古くて、明治5年に亡くなった5代前の当主の夫婦墓、4代前と3代前の当主の墓、祖父母の夫婦墓、父と母が入るはずだった墓、これらの墓がそれぞれ1基ずつ建立されていた。

それらに加えて、太平洋戦争で亡くなった叔父や、幼少で亡くなった叔母の墓もあり、全部で7基の墓がずらりと並んでいた。

普通によく見かける「先祖代々の墓」や「〇〇家の墓」と彫られた寄せ墓と違い、昔のままの個別墓であった。

墓石に加えて、石灯籠もあった。墓地の両脇に1基ずつ建っていた。

これらの墓と石灯籠が、斜度30度の急な坂道を50m登ったところに建立されていた。車はもちろん運搬機械さえも入らない。

墓と石灯籠を解体し、50m下まで運び下ろすのは、相当大変な作業になるだろうと思った。

 

お墓の解体撤去は、およそどれくらいの費用がかかるのだろうか?

ネットで調べてみると、1基あたり10万円というのがおおよその相場だった。

しかし、実家のお墓の場合、重機も使えないような場所なので、それよりも割高になることを覚悟しなければならなかった。

その辺を踏まえながら石材店から見積もりを取ってみることにした。

 

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