実家を下見してくれた人が「名義が書き換えられているのは珍しい」と言ったことが引っ掛かっていた。
権利証の中身をまだチェックしていなかった。
そもそも権利証の必要性をよく理解していなかった。固定資産税の納税通知書が自分宛てに送られてくるのだから、自分の名義になっていることは間違いない。だから、権利証がなくても、登記簿謄本が取れれば、土地の売買はできるのではないか、とぐらいにしか思っていなかった。
だから、彼が権利証のことを聞いてきた真意がわからなかった。
いずれにしても、登記の内容を確認する必要があると思った。
法務局で登記簿を閲覧させてもらうことを考えたが、地元に法務局はなかった。昔は出先の事務所があったが、今では車で1時間の場所に移転していた。今回の帰省ではそこに行くまでの時間が取れないので、次回行ってみることにした。