菩提寺の住職のところに改葬の相談に行ったときに、「お墓を移してもいいが、離檀は困る」と言われて、その意味が本当のところよく分かっていなかった。
お墓を無くすわけではないし、浄土真宗から別の宗派に改宗するわけでもないので、大した問題ではないのでは?と思っていた。
お墓探しを進める中でようやく気付いた。
離檀とは、要するに、菩提寺としてのお寺と家とのつながりをやめるということ。毎年のように行われる報恩講法要や年忌法要など、それまで母に任せっきりで自分はかかわってこなかったが、そういった菩提寺との付き合いをやめるということ。
菩提寺にとって檀家がいなくなれば死活問題だ。離檀するには相当の離檀料を払わねばならない。
改葬だけでも相当のお金がかかるのに、さらに離檀料もとなると、う~ん、困った。