私の実家じまい

山も田んぼもある田舎の物件は売れるのか?そんな実家じまいに取り組んだ1年間の記録

11月16日 片手媒介と両手媒介

不動産屋との媒介契約は、売り手である自分だけが結ぶものと思っていた。

買い手の方は不動産屋との媒介契約は結ばなくていいと。

しかし、買い手の人に会ったとき、その人も不動産屋と媒介契約を結ぶと聞き、腑に落ちなかった。

なぜなら、買い手さんを不動産屋に紹介したのは私自身だった。買い手さんから私に買いたいとの申し込みがあり、それを不動産屋につないだのだ。買い手の人が不動産屋に行って物件の紹介を受けたわけではない。それにもかかわらず買い手と媒介契約を結ぶ理由がわからなかった。

不動産屋が言うには、売り物件を紹介してもらうという意味での買い手との媒介契約だと。それはそうだろう。しかし、実態は違うだろ・・・。

買い手の人が納得している様子だったので、それ以上は追及しなかった。しかし、労せずして売り手と買い手から手数料を取っていくのは、納得できなかった。

 

しかし、後日になってこう思うようになった。

買い手が信頼できる相手であれば不動産屋との媒介契約は必要ないかもしれない。不動産屋を介さなくても、双方で売買契約を結ぶことはできる。しかし、今回の売買にはもともと司法書士に依頼しないことにしている。誰かから紹介を受けたわけでもない、まったくの初対面の人をどこまで信用できるか。地域おこしでわざわざ田舎にやってきている人に悪い人はいないとは思うが、本当に信頼していいのか一抹の不安がある。

同じことは買い手の立場からも言える。

不動産屋を間に入れるのは、万一のトラブルを防ぐための保険。

そのための保険料が媒介手数料だと考えることにした。