不動産登記情報提供サービスは、土日のほか、年末年始もサービス外だった。 年が明け、サービスの再開を待って、サイトにアクセスした。 実は、父から相続した土地は82筆あったが、現在自分名義となっている土地は48筆で、その差の34筆の土地が今現在どうな…
2022年の年が明けた。 買い手さんから新年早々のあいさつがLINEで届いた。 「あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします」 「あけましておめでとうございます。早々にご挨拶いただき、ありがとうございま…
平成8年春のことだった。 実家のある役場から私宛に一通の手紙が配達されてきた。 何だろうと封を切ってみると、中には便せんが2枚。実家の土地で1筆だけ曾々祖父名義の土地があるので、それを私の名義に変えるために、遺産分割協議の署名を集めてほしいとい…
昨年の7月に「実家を下見させてください」という人が来たときに、「名義が書き換えられているのは田舎では珍しい」と言われたことがあった。 そのときは単純に、「実家の土地や建物が先祖の名義のままで、亡くなった後も書き換えられていない」という意味に…
役場に電話を入れた。 担当者につないでもらい、今年一年いろいろとお世話になったお礼を伝えた。 ついでに農業委員会の開催予定を訊いてみた。 1月26日が開催予定日と分かった。
移転登記申請書の作成にトライした。 法務局の「不動産登記の申請書様式について」のページから様式と記載例をダウンロードした。 申請書の記載項目に「不動産の表示」というのがある。そこには移転登記の対象となる土地の不動産番号、所在、地番、地目、地…
売買契約書に添付する特記事項を修正し、不動産屋に送った。 実家で不具合のある箇所のほか、土地の状況なども記載していた。 農地の譲渡許可申請書を修正したので、その内容と整合をとるためだった。 メールに添付して不動産屋あてに送った。 不動産屋から…
買い手さんと連絡を取り合った後しばらくすると、不動産屋から電話が入った。 「年明けの1月10日に農業委員会の許可が出るようです」 「1月10日は現地確認ではないですか?」 「いや、最近は、農業委員会が臨機応変に開催されるようになっていて、申請があれ…
買い手さんから「本日朝一番で申請書を役場に提出し、受理してもらいました」と連絡があった。 書類に不備がなく役場の担当者が驚いていたとか。 ただし、今月5日の提出期限には間に合わなかったので、1月の農業委員会にかけられることになった。 農業委員会…
申請書の修正版に買い手さんが書き加えた最終版がメールで送られてきた。 未記入の箇所があることに気付いて、修正をお願いする。再修正版が届くのを待って印刷する。そして、申請書の譲渡人の欄に自分の名前を手書きで書き入れた。 役所に提出する文書への…
買い手さんから申請書を修正してもいいかと訊いてきた。 今朝、役場の担当者のところに行ってきて、申請書の内容を確認してもらったところ、現況が非農地の土地を申請から外すように言われたということだった。 どういうことか訳が分からず、役場の担当者に…
農地の位置図を作成した。 位置図は、現場の案内図のようなもので、農地の譲渡許可申請書に添付することになっている。これといった条件はなく、場所が分かればいいことになっている。 グーグルマップで実家のある場所を開く。25筆の農地が1枚の図面に収まる…
農地の譲渡許可申請書に添付する登記事項証明書と公図を法務局から取り寄せる必要があった。 本当はもっと早くやりたかったが、買い手さんと不動産屋との媒介契約が締結されるのを待っていた。 ネットで調べてオンライン請求できることはわかっていた。法務…
農地の譲渡許可申請書に自分が記入し終わったものを買い手さんにメールで送った。 譲渡許可申請書は、譲渡人と譲受人の共同申請になっている。買い手さんには、譲受人として、農業従事の実績や今後の耕作計画などを記載してもらう必要があった。買い手さんが…
買い手さんから2週間近く連絡をもらえてなかった。 雪が降り積もる前にやることがたくさんあるとは聞いていた。媒介契約はどうなったんだろう? 不動産屋からもその後の進展について連絡がなかった。 不安になってLINEで訊いてみた。 すると2日前の日曜日に…
昨日からめまいを感じるようになった。 始めは二日酔いだろう程度に思っていた。コロナ禍で外に飲みに行く機会はなくなったが、家飲みは週3~4日のペースで続けていた。横になると天井がぐるぐる回る。こんなにひどい二日酔いは初めてだと思った。 今朝も起…
今後のスケジュールについて不動産屋と確認をとろうと思った。 買い手さんとの媒介契約が締結し終わったのか、まだ確認が取れていなかった。 「買い手さんから連絡がありましたか?」 「お待ちしていますが、未だ連絡はありません」 「不動産屋さんの方から…
空き家バンクの担当者を通じて、農地の担当者を紹介してもらった。 譲渡許可の申請書を作成するにあたり、いくつか確認しておきたいことがあった。それに空き家バンクに登録した案件ということで特例がないか多少の期待もあった。 「譲渡許可申請の対象とな…
実家から戻ってきて、ようやく農地の譲渡許可申請書の作成に取り掛かれることになった。 役場のホームページにアクセスし、申請書の様式をダウンロードする。 申請書は譲渡人と譲受人が共同して作成することになっている。始めに自分が記入すべきところを記…
役場の空き家バンクの担当者から、「不動産屋が役場に来て、実家の宅地と建物の地番が違うといって大声で騒いだ」と電話があった。 実家の宅地の地番には枝番がついていたが、建物は親番だけの番号だった。 もともと宅地も建物と同じ親番だけの番号だったが…
実家が売れるかどうかということに気をとられていて、農地の譲渡許可のことをすっかり忘れていた。 買い手さんが現れ、売却が現実のものとなってきて初めて思い出した。 すぐに役場のホームページにアクセスして、どんな手続きが必要なのかを調べる。 買い手…
買い手さんが現れたことを姉たちに知らせた。 姉たちから反対はなかった。 実家が再生される方がうれしいとコメントが返ってきた。
買い手さんを実家に案内した。 案内に先立って、実家の現状を書いたメモを用意していた。 現状有姿のまま引き渡すといっても、見ただけではわからない。後になって話が違うなどと面倒なことになるのを避けるため、不具合のあるところなどをあらかじめ説明し…
不動産屋との媒介契約は、売り手である自分だけが結ぶものと思っていた。 買い手の方は不動産屋との媒介契約は結ばなくていいと。 しかし、買い手の人に会ったとき、その人も不動産屋と媒介契約を結ぶと聞き、腑に落ちなかった。 なぜなら、買い手さんを不動…
今年9度目となる帰省だった。 もともとはこの時期に帰省する予定はなかった。しかし、契約までに一度は実家を案内する必要がある。年末になると雪が降り帰省もままならなくなる。案内するなら今しかない。そう思って急遽帰省することにした。 実際、帰省して…
登記済証の土地の地番が現在の地番と違うことがずっと気になっていた。筆数もかなり違っていた。 登記済証に記載されている土地の地番はどれも親番だったが、役場から送られてくる固定資産税課税明細書に書かれている土地はほとんどが枝番になっていた。筆数…
不動産屋が送ってきた媒介契約書案で、ひっかかるところがもう一つあった。 それは消費税だった。 物件価格が本体価額と消費税額とに分けて記載されていた。総額は査定金額と同じ額が記載されており、消費税分だけ本体価格が少なくなっていた。 「消費税?」…
不動産屋が媒介契約書の案を送ってきた。 空き家バンクに掲載されたことで、不動産屋がようやく動き始めた。 送られてきた契約書案で気になるところがあった。 媒介手数料だった。 約定報酬額と書かれていたが、その額が「売買価格×3%+6万円」となってい…
空き家バンクに掲載された日の翌日、早速「売ってください」という人が現れた。 スマホに直接電話がかかってきた。 「もしもし。〇〇といいます。Hさんから番号を教えてもらいました。山を買いたいんです」 「えっ!山をですか?」 「はい。林業をやっていま…
空き家バンクのホームページに実家が掲載された。 役場の担当者から「公開しました」との連絡をもらった。 早速アクセスしてみる。 実家の写真が載っていた。 物件概要を改めて読んでみる。 売り出し文句は 農地や山林が広く農業をやる方を希望 納屋と蔵があ…